日常らしからぬ、日常になっている

介護施設でのボランティアは、インフルエンザが出てしまうと中止になってしまいます。
だいたい毎年2ヶ月くらい行けない時期があるのですが、2019年から2020年にかけては施設の方のご尽力で、皆様お元気に過ごされていたので、ボランティアも行っておりました。

が、それからのコロナという。

最新の注意を払わなければならないご高齢の方々。
インフルエンザでも、コロナでも、風邪でも、悪化してしまい最悪のことも考えられます。

様々な意見のうちの一つだと思っていただければと思いますが、極端な消毒や自粛に対して、私自身は疑問を持っていますが、全ての方に共通して同じ事をすれば良いとは考えておりません。
特に高齢者や小さなお子さん、持病をお持ちの方がいらっしゃる場合には周りは連携して守っていくことになるんだと思うんですよね。

できるだけのリスクを減らしていく事を考えると、接触する人数を減らすという方向になっていくのは致し方のない事だと思います。

私が勤めているサービス付き高齢者住宅でも、今は外部からは最小限の方しか入れないようになっています。
ご家族も、会いたくてもなかなか会えない。
電話だったり、入口で必要なものの受け渡しなどで済ませたり、どこかとても日常ではない日常が流れています。

ポッカリ寂しい気持ちを埋めてくれる

家族に会えない、イベントが縮小されている。1人で外に出ることが難しい。となると、
「誰も来てくれない」
「こんなところに閉じ込められている」
「早くお迎え来てくれないかしら」
などと、いつもではないにしろ少し不穏な発言が増えました。

介護現場では、アロマテラピーやタッチングがあればなあと思うことがたくさんあります。
今回のコロナでも、そんな事を思う場面がたくさんありました。

良い香りをふと感じる事で、急にリラックスできる事ってありませんか?
手を触れられる事ですごく安心する事ってありませんか?

香りやタッチングは、不安な心を大きく丸っと包んでくれるものです。

そんな光景をたくさん見てきました。

ボランティアが入って外部の人に会うことも大事な事の一つかもしれないですが、
やっぱり「いざという時」にこそ、アロマテラピーやタッチングが引き出しからさっと出してあげられるものにしていかないとなあ。
と、すごく感じております。

そのためには、本当に様々なしがらみがあると思うのですが
私の理想としては、一つのスキルとして現場で働く方がアロマテラピーやタッチングに理解を持ってくれたらなあっという風に思います。

momoflowerには、看護師さん介護士さん、理学療法士さんなど多くの方が学びの場としていらしてくださっています。
皆様お仕事に活かしたいという想いを持っていて、それだけ多くの方が想いを持っているは現場でアロマやタッチングが役に立つのではないか。という事で、学びを深めてくださっています。

そして、実際に現場で取り入れたというご報告も。
近くにいる人が、本当にちょっとした時に、触れてあげられる。心地よい香りを共有できる。

弱者を守るための自粛は、その人たちにとって別のマイナスの何かを生んでいることは間違いないと思います。
それが日常になるならば、新たな環境を作っていくことも考えなくてはなりません。

アロマテラピーやタッチングは、一部の人のためのものではなく、日常に存在できるものです。
ご家族や身近な方のために。
そして、家族以上に身近にいる看護師さん、介護士さんも。

現場で、みんなで学びたいという事があれば、ぜひ声をかけてくださいね。

ソーシャルディスタンスとか、何ですか?って言える世の中に戻りますように!!!

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使える事が、一番大切な事。実践に沿った使い方をお伝えしていきます。
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